

備忘録として宿泊した温泉宿の情報を記録していきます。
個人の主観が入る場面もありますが、繰り返し読みたくなるような備忘録にしようと思います
今年の1湯目は、
長野県 沓掛温泉 満山荘 https://manzanso.jp
元々、満山荘は高山村の頂上 奥山田温泉にあったが、お客様を満足させられるような湯量の確保ができなくなり、しばらく営業を休止していたと聞きます。
その後、ご縁があり約85km離れた小県郡青木村にある沓掛温泉の地で新たな満山荘を始めることになったという。
そんな満山荘ですが、やはり以前からのファンが多く訪れるという。
同じ信州であっても環境や泉質が全く異なる。人を引き寄せる何かがあるに違いない。
沓掛温泉の周辺には、田沢温泉や鹿教湯温泉・別所温泉などがあり温泉好きにとってはたまらない地である。
私もこの地に移ってからの満山荘は2度目。
最初に訪れたのは2017年2月、いったい何に引き寄せられたのか?
満山荘の泉質は2つあって、
内湯→アルカリ性単純泉 泉温は41度に加温している
外湯→アルカリ性単純硫黄泉 源泉38.5度を掛け流し
写真は、2017年8月にオープンした野天風呂
広々と開放感があり、大きなけやきや山々に囲まれたのどかな景色を楽しむことができる。
源泉温度そのままなので冬は寒いかな?
20分もじっくり浸かっていると体の芯からぽかぽかと温まってくる。温泉効果とは不思議なものだ。



温泉宿での愉しみは食事も含まれている。
温泉が良くても食事がイマイチだと再訪はないし、
部屋と食事が良くて温泉がイマイチでも、また行きたいと思うこともある。
結局私は食事なのか?
満山荘の食事は五感フル回転でいただきます。
①嗅覚→見るよりも先に鼻から美味しさを感知します。鼻炎の方はゴメンナサイ。
②視覚→案内された席に着くと彩り豊かなアートで楽しめる。
③触覚→器や装飾品の手触り
④聴覚→天ぷらを揚げる音、お料理内容を説明してくださるご主人の声
⑤味覚→甘み、辛み、苦み、全てが程よく重なり合うことで旨みに変化していく
苦手な食材でも、口に合わないというのがなくてどれも美味しい。
春の山菜のフキノトウも頂いた。今年はもう出始めているといい、苦みからほんの小さな春を感じられた。
朝食は宿泊者の人数に合わせて、通常はビュッフェスタイル
満山荘は、お料理担当の奥様と湯守のご主人、そして息子さんの3人で営まれています。
このご家族3人によって、フル回転の五感が癒されていく。
満山荘のファンが絶えない理由は、これが答えなのかもしれない。
途中経過は皆それぞれだけど最終的に辿り着くところは皆同じなのだろう。
私も3度目は季節を変えて行きたい。
沓掛温泉 満山荘
長野県小県郡青木村沓掛434